スパイスカレーがまずくなるのはナゼ?確実に美味しくなる方法

スパイスカレーがまずくなるのはナゼ?確実に美味しくなる方法

コロナウイルスの影響でおうち時間が増えてきた中で、自宅でお店のような本格カレーが作れる「スパイスカレー」が注目されてきています。
しかしながら、スパイスカレーは塩分調節やスパイスの分量調節などを自分で行うため、間違った方法で作ってしまうと「まずい」と感じてしまうんです。
そこで今回はスパイスカレー初心者の方向けに、スパイスカレーがまずいと感じる原因とその対処法について徹底解説していきます! 

 

スパイスカレーがまずくなってしまう理由

スパイスカレーがまずいと感じる理由は主に2つあります。

 

〇塩が足りない

スパイスカレーを作る際に、塩加減を間違えてしまうと「物足りない」「市販のカレーよりまずい」カレーが出来上がります。市販のカレールウで作るカレーがおいしい理由は、ルウの中に塩分が含まれており、塩分の調整はすでに済んでいるからです。
その一方で、スパイスカレーのスパイスは用途がカレー1つだけではないので、塩分は調節されていません。したがって、自分で正しく調節しないと味の薄いカレーが出来上がってしまいます。

 

〇コクが足りない

スパイスは香りをよくする役目であって、味がありません。そのためただスパイスをたくさん加えるだけではおいしいカレーはできません。
隠し味を十分に加えていなかったり、野菜を加える、煮込む、をしてなかったりするとコクが出ずに味に深みが無くなってしまいます。

また、水が多すぎると、とろみが出づらくなってコクが上手く感じられないことがあります。

スパイスカレーの塩不足を解決する方法

スパイスカレー作りの最大のポイントは塩分です。この土台がしっかりしていないと、いくらスパイスを加えても味がぼやけてしまいます。塩は製品によって塩分の量が大きく違っていて、また、人によって好みや感じ方はそれぞれです。
そのため、スパイスを少しずつ加えていって何度も味見をしながら調節するのがおすすめです。 調理中であればカレーに直接塩を加えます。
また、旨味も一緒に欲しいのであれば鶏がらスープやコンソメなど加えるのもいいです。完成後に少し塩気をプラスしたい時もありますよね。そんな時は、粉チーズやフライドベーコンなどを加えてみてください。

粉チーズはかけるだけで塩気とコクを引き出せるのでお手軽アイテムです。食感も引き出したいのであればベーコンなどを入れるのもいいでしょう。

自分が一番おいしいと感じる塩分量を見つけることも、手作りスパイスカレーの醍醐味ですね。

 

■スパイスカレーのコク不足を解決する方法

スパイスカレーに隠し味を加えることで、お店のようなコクのあるカレーに仕上がります。 

手軽に用意できる隠し味としては

・ヨーグルト

・牛乳などの乳製品

・粉チーズやピザチーズなどのチーズ類

・コーラ などがあります

 

〇ヨーグルト・牛乳などの乳製品

乳製品を加えることで、カレーがマイルドになって味に深みが出ます。カレーが出来上がった後でも、少量かけるだけで味を変えることができます。
このほかにも、生クリームやココナッツミルクをかけても上品な味に仕上がるのでおすすめです。

 

〇粉チーズやピザチーズなどのチーズ類

チーズ類はコクだけでなく塩気も一緒に加えることができます。
また、ヨーグルトや牛乳と同様に、カレーが出来上がった後でも上からかけることで味を良くしてくれる効果があります。さらに小さいお子さんがいるご家庭ではうってつけのメニューです!

 

〇コーラ

コーラと聞いて驚く方も多いと思いますが、コーラには、カレーで必要なスパイスや砂糖がすでに調合してあります。
その為、少量加えるだけでコーラがダシとなり味に深みが出てきます。

「全部飲み切れずに余ってしまった。」「甘さとコク両方欲しい!」

そんな時はコーラをプラスしてみましょう。
しかし、コーラは煮ると焦げやすくなるので注意!弱火でじっくり煮てください。 

その他にも油分を加えることでコクをプラスすることができます。
油を適量ひいたり、隠し味としてバターを少量加えてみたりするのもいいでしょう。
また、具材をじっくり加熱、煮ることも大切です。トマトの酸味を飛ばす、玉ねぎをあめ色になるまで炒める、具材の旨味が出るまで煮込むなどしてみてください。 

スパイスカレーがまずいと思う前にやるべきこと 

〇スパイスの味見をする

1回も味見をせずに作ってしまうと、「塩気がなくて味が薄い」、「コクや甘さが足りない」などに気づかず失敗するリスクが大きくなってしまいます。
そのため味見は数回欠かさずしましょう。そこで物足りないと感じたら隠し味を加えるなどしてみてください。 

〇スパイスの量を調整する

スパイスは入れすぎてしまうとカレーの風味が壊れてしまうことがあります。
カレーに色をつける役割を持つターメリックは、入れすぎると土っぽい味になってしまったり、カレーに香り付ける役割を持つナツメグは、過剰に摂取すると健康を害してしまったりする恐れがあります。
そのため、特に妊婦さんやお子さんがいるご家庭では注意が必要です。
一方で、コリアンダーやカルダモンなどのスパイスはある程度量を増やしても風味を壊しづらいので、カレーに風味が足りないと思ったらまずはこれらのスパイスを少量ずつ入れてみてください。
また、辛いカレーが好みの方は、チリペッパーやブラックペッパーの量を少量増やしてもいいです。味見をしながら、自分好みの味になる配合を見つけてみてください。

 

〇スパイスを加熱する

スパイス単体ではカレーに味をつけることはできません。スパイスを加熱することによって、香りを引き立たせたりスパイス特有の苦みや土臭さを消したりできるんです。
加熱するタイミングは食材を加える前にスパイスだけを油でいためて香りを引き出します。
また、肉や魚など臭みを消したい食材に、スパイスを加えてマリネします。さらに、マリネは臭みを消すだけでなく、お肉を柔らかくして味をしみ込ませやすくすることもできます。

 

〇ホールスパイス・パウダースパイスの使い分け

スパイスにはスパイスの原型である「ホールスパイス」とスパイスを細かく砕いて粉末状にした「パウダースパイス」の2つがあります。
種類はどちらも同じですが形状によって調理方法が変わってきます。この2つの大きな違いは香りにあります。
レシピにホールと書かれているのにパウダースパイス加えたり、その逆をしたりすると香気成分が変化してまったく別のものになってしまいます。

さらに、加えるタイミングもそれぞれ違います。ホールスパイスは調理前に炒めて香りを引き出します。焦がすと風味が落ちてしまうので強火厳禁!弱火でゆっくり加熱してください。
一方でパウダースパイスは具材が煮込み終わった後に加えて香りを引き立たせます。煮込みすぎるとせっかくのスパイスの香りが悪くなってしまうので、加えたらすぐに調理してください。 

スパイスカレーのまずいのまとめ

皆さんいかがでしたでしょうか。自分で作ったスパイスカレーがおいしくないときの対処法と、さらにおいしくするための方法を紹介しました。紹介したもの以外にも、スパイスカレーには多種多様なスパイスの配合やアレンジがあります。ぜひ自分に合った配合やアレンジを見つけて、世界に一つだけのオリジナルカレーを作ってみてください。

この記事を作成した人

HELLO MY BLENDのスタッフ

HELLO MY BLENDは、「食の手作りキットを通して、お客さまに”つくる”楽しさを伝えるきっかけになりたい!」との想いで活動をしている、スパイスとハーブのブランドです。

おうちで過ごす時間が長くなる状況の中で、少しでも楽しんで充実した時間が過ごせるよう、HELLO MY BLENDがその一助となれたら嬉しいです!

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