スパイスカレーが辛い！辛みを抑える方法

スパイスカレーを作り、最後に味見をすると「あれ？想像より辛くなってしまった！」そんな経験をしたことはありませんか。

でも大丈夫！多少の辛みであれば後からでも調整できます。

今回は、「辛みを緩和させ、尚且つ甘味、うまみを追加して美味しいスパイスカレーに仕上げる方法」をご紹介していきます。 

カレーの辛味を理解する

一口に辛い！と言っても辛味には種類があります。ワサビやネギ、トウガラシ。
今回は、スパイスカレーの辛さに関わるトウガラシに着目し、対処法を考えます。
カレーを作る際、辛味を追加するのにチリパウダーやカイエンペッパーなどのトウガラシがよく使用されますよね。
この、チリパウダーやカイエンペッパーに含まれているカプサイシンを口にすることで感じる舌の感覚が辛みとして認識されます。

カプサイシンは水に溶けにくく油に溶けやすいという特徴があるので、その点を踏まえ、「完成前にお鍋で調整する方法」、「食べる時の対処法」に分けてみてみましょう。

完成前の対処

ヨーグルトを加える　

ヨーグルトは乳脂肪分（油分）を多く含むため、カプサイシンを溶かし辛みを抑えてくれます。また、酸味と乳製品のコク両方をプラスすることができるので味もぼんやりしません。投入時のポイントは2点。
大さじ1程度を少しずつ入れること。そして塊で入れてしまうのではなく、よく混ぜ液体化してから入れること。スパイスカレーと混ざりやすくなります。「酸味は必要ない！」という方には溶かしバターもおすすめです。

バナナ

果物の中でも甘味の強いバナナを使えば、少し辛いスパイスカレーも甘くすることができます。バナナは、果物の中でも水分量が多すぎないため、スパイスカレーに加えても水っぽくなりません。
投入する際はよくすり潰して少量ずつ加え加減をすること。バナナなしよりも風味が増して好きな味！という方もいるかもしれません。料理研究家の方もレシピを紹介しているほどなので、スパイスカレー×バナナのマッチングは間違いなしです！ 

クラフトコーラシロップ

カプサイシンを和らげるのに効果的なものとして、クエン酸も挙げられます。ただ、クエン酸が含まれるレモンなどをそのまま口にするには酸味が強いですよね。そこでクラフトコーラシロップ！
レモンの酸味でカプサイシンの働きを和らげつつ、きび砂糖の優しい甘味、カレーの親戚のような調合されたスパイスをプラスできますので、スパイスカレーの風味を壊すことなくスパイスカレーを甘くすることができます。

HELLO MY BLENDのクラフトコーラシロップは自分で作るからアレンジ自在！レモンたっぷりに作れます！

食べるときの対処

牛乳、飲むヨーグルトと一緒に

牛乳や飲むヨーグルトなど、油分を含んだ乳製品を摂取することで舌に残るカプサイシンを弱めることができます。

よくインド料理屋さんでスパイスカレー を注文するとラッシーがついてくることがありますが、ラッシーも乳脂肪分を含んだドリンクなので、非常に理に適った選択と言えます。また、豆乳やアーモンドミルクなど植物性のミルクでも代用可能なので、牛乳などの乳製品が苦手な方は植物性で代用しましょう。

 

スパイシーチャイ　乳製品＋レモン

上記の飲むヨーグルトにクラフトコーラシロップを加えたスパイシーチャイなら、乳脂肪とクエン酸のダブルの働きでカプサイシンを和らげることができます！そして何より、スパイスカレーによく合うので、こちらもおすすめです。

 

チーズトッピング

チェーン店のカレー屋さんでもよくあるトッピングの一つチーズもからさを抑え美味しくいただくのにおすすめのトッピング。

乳製品であるチーズで辛みをマイルドにするだけでなく、熱で溶けたとろっとしたチーズの食感がたまりません。ただ、カロリーを気にされる方は分量に気をつけてください。

 

たまごトッピング

卵黄をトッピングするすれば口当たりをまろやかなカレーに。白身を捨ててしまうのはもったいない！という方は目玉焼きにしてトッピングするのもおすすめです。

 

素揚げかぼちゃのトッピング

甘味の強い野菜をトッピングとしてプラスすることで、スパイスカレーをマイルドにするだけでなく摂取できる栄養素もアップ！特におすすめなのは素揚げのかぼちゃ。ほっこりとした甘味のカボチャがクセになります。

 

番外編：すごく辛くなってしまった場合

倍量作る

想定よりも度を超えて辛みが強くなってしまった時は、上記に挙げた少しの対処ではカバーしきれないことが多いです。その場合、辛味成分を含む具材以外の全体量を増やし物理的に絡み成分の含有量を下げましょう。追加投入する具材は、スパイスを控えるので、その分ブイヨンなど旨味成分のあるものを追加し、味がぼんやりしないよう気を付けましょう。

当初の予定よりも多くできてしまったカレーはすぐに保存の準備をすることで後日も美味しく楽しめますよ。 

まとめ

いかがでしたか。「辛くなってしまったスパイスカレーの対処法」を紹介してみました。
今回取り上げたカプサイシンはスパイスカレーだけでなく、韓国料理や中華料理と普段の生活でも身近に使われていますので、対処法を理解し、上手に活用していきたいですね。

参照

カプサイシンについて

https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/capsaicin/syousai/

この記事を作成した人

HELLO MY BLENDのスタッフ

HELLO MY BLENDは、「食の手作りキットを通して、お客さまに“つくる“楽しさを伝えるきっかけになりたい！」との想いで活動をしている、スパイスとハーブのブランドです。

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