スパイスカレーの基本ができればお店並みの味が実現!?その秘密とは

スパイスカレーの基本ができればお店並みの味が実現!?その秘密とは

ジメジメが続く季節や、暑ーい夏。気分もシャキッとするスパイシーなカレーが食べたくなりませんか。
ジャパニーズスタイルのカレーライスもいいですが、今回ご紹介するのは市販のカレールーを使わないスパイスから作る本格スパイスカレーです。
「スパイスカレーってなんだか難しそう」と思われていることが多いですが、実はそんなことないんです!
基本さえしっかりしていれば、他のお料理よりも簡単にお店並の味を再現することができます。
本記事では、スパイスカレーのハードルをぐっと下げ「なんだ、簡単じゃん!」と思ってもらえるような簡単レシピをご紹介します。

スパイスカレーの基本中の基本!必須スパイス

カレーを作る際には、たくさんのスパイスのなかから選ばなければなりません。
そこで、よく選ばれている必須スパイスを4つご紹介します。

ターメリック

ターメリック

「カレーと言ったらターメリック!」と連想する人も多いのではないでしょうか。それほど、カレーとの繋がりが深いスパイスの一つで、カレーの黄色の元となっているのも、このターメリックの色素です。日本では「ウコン」と呼ばれることもあり、「元気の源」と言ったイメージがありますよね。

コリアンダー

コリアンダー

日本人にも「パクチー」として馴染み深いハーブ。その種子を摘みとり、乾燥させたものがここでいうコリアンダーです。(他での表記の場合、葉部分を指すこともあります)爽やかな香りが特徴で、スパイスカレーに欠かせないスパイスの一つです。
リーフ部分もハーブとしてタイ料理などでよく使われていますが、今回ご紹介するシード部分とは、味や香りも全く異なります。リーフ部分の独特な香りが苦手で、嫌厭されている方もシード部分は大丈夫ということも多いので、一度ぜひお試しください!

唐辛子パウダー

唐辛子

普段のお料理で使われることの多い唐辛子。スパイシーなお料理の辛さのもととなります。唐辛子は各地で形や大きさ、辛みの異なるものが作られ発展を遂げてきたため、名称が様々あり、わかりにくいこともあります。本項で紹介している唐辛子パウダーは、一味唐辛子より粒子の細かいパウダー状になったものを指します。(他のレシピで、チリパウダーと表記されていることもあります)

クミンパウダー

クミンパウダー

私たちの感じるカレーっぽさの要素の一つ。カレーとして認識している香りも、クミンの影響が大きいです。インドはもちろん、南米やアフリカの地域でも親しまれています。中東では、匂いの強い肉料理の臭み消しや風味づけに利用されることも。クミンが加わることでグンとエスニック感が強くなります。一般的なカレー粉にも使われていることが多いです。

スパイスカレーの基本!誰でもできる簡単レシピ

材料(4人前) 調理時間:約30分

・ターメリック 大さじ2と1/2
・コリアンダー 小さじ3
・唐辛子パウダー 小さじ1/2
・クミンパウダー 小さじ3
・塩 小さじ1.5
・オリーブオイル 大さじ2
・玉ねぎ 2個
・トマト 1個
・ニンニク 3かけ
・ショウガ 1かけ
・蜂蜜 大さじ3
・鶏もも肉 400g
・ヨーグルト 大さじ3
・水 350ml

作り方

スパイスカレー 作り工程1

1. 玉ねぎをみじん切り、トマトは賽の目切り、鶏肉は食べやすい大きさに切り、ニンニク・ショウガはすりおろしておく。鶏肉とヨーグルトを混ぜ合わせ、冷蔵庫で休ませる。

スパイスカレー作り工程2

2. フライパンに油をひき、玉ねぎと塩を投入し、弱火から強火で火加減を調整しながら8分ほど炒める。玉ねぎが飴色になったら、トマトを入れて潰しながら炒める。

スパイスカレー作り工程3

3. トマトの形がなくなったら、火を弱め、すりおろしニンニクとショウガを入れ、水を少しずつ入れ全体になじませる。

スパイスカレー作り工程4

4. ダマにならないように各種スパイス(ターメリック・コリアンダー・唐辛子パウダー・クミンパウダー)を少しずつ入れて、全体を混ぜながら、弱火から中火で3分ほど煮込む。

スパイスカレー作り工程5

5. 冷蔵庫から、ヨーグルトと混ぜた鶏肉を取り出し、鍋に入れて中火で5分ほど煮込む。(※焦げ付きやすいので、火加減を調節しながら全体をかき混ぜながら行ってください。)

スパイスカレー

6. 全体の味をみて、完成!


スパイスカレーを美味しく作るコツ

スパイスはあくまでスパイス!味のベースをしっかりと決める。

当然ですが、スパイスだけでは美味しいカレーは作れません。「煮る」、「炒める」工程を疎かにせず、きっちりと行うことで具材の旨みが引き出され美味しいカレーになります。
(例えば、よく言われる「玉ねぎを飴色になるまで炒める」。これが実は重要で、飴色になったころが、玉ねぎの甘み・香ばしさを感じられるベストな状態なんです。)


水分量に気を付ける

「レシピ通りのスパイス分量を使ったのになんだか味がぼやける」、「間延びした、薄い感じになってしまった」という方は、水分量が多くなっている場合があります。「弱火から中火」の部分でのブレや、ガスコンロを使用するか、IHを使用するかで火力も異なるため最終の水分量が変化します。味が薄くなってしまうことの多い方は、具材から出る水分も考慮し、加える水の量を少な目からスタートしてみると失敗を防ぐことができますよ。(水分が足りない分には、後から適宜足すこともできます!)

スパイスカレーの基本のまとめ

いかがでしたか?普段のお料理で使用しないスパイスの名前を聞くと「なんだか難しそう?」と思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
スパイスの分量を少し変えるだけでも、ガラッと表情の変わるカレーを体験でき、一度試せばカレー作りにハマること間違いなし!今年の夏は基本のスパイスを使いこなし、自宅で美味しい本格スパイスカレーを楽しみませんか。



この記事を作成した人

HELLO MY BLENDのスタッフ

HELLO MY BLENDは、「食の手作りキットを通して、お客さまに”つくる”楽しさを伝えるきっかけになりたい!」との想いで活動をしている、スパイスとハーブのブランドです。
おうちで過ごす時間が長くなる状況の中で、少しでも楽しんで充実した時間が過ごせるよう、HELLO MY BLENDがその一助となれたら嬉しいです!
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