よく聞くトニックウォーターって?炭酸水との違いは?

よく聞くトニックウォーターって?炭酸水との違いは?

カクテルについて調べているとよく聞く「トニックウォーター」。カクテルの名前にも「トニック」が入っているものもあり、なんとなく聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。今回はそんな「聞いたことはあるけど、具体的にはよくわからん!」というトニックウォーターについて調べてみました。

炭酸水とは

トニックウォーターと炭酸水

炭酸水は、簡単に言えば水に炭酸ガスが溶け込んだもの。天然のものと人工のものがあり、天然の方が人工的に作られたものに比べ飲み口が柔らかいと言われています。人工のものは、含有する炭酸ガスを調整できるため、微炭酸や強炭酸といった異なる炭酸の濃度から選べるのが特徴です。(天然のものでも、産地により炭酸濃度は異なるため、好みに合わせ選んでみるのも楽しいですね)

トニックウォーターとは

トニックウォーターとは、炭酸水にミントやローズマリーと言った香草と、柑橘類のエキス・糖分を溶かし込んだ清涼飲料水のことを指します。かつてはマラリアの予防として飲まれていた背景もあり、キニーネというキナの樹皮に含まれる物質が含まれています。

 

キニーネは、独特の強い苦味があります。多量な摂取は副作用の心配もありますが、日本で流通しているトニックウォーターは香料で代用していることが多いため、キニーネが含まれていることは稀です。

トニックウォーターは、上記成分が含まれているので、苦味と甘味がほんのりと感じられ、炭酸のシュワシュワっとした爽やかな飲み口が特徴です。

 炭酸水との違い

成分とカロリー

トニックウォーターは炭酸水に比べ、香草や柑橘類のエキス・糖分が配合されているのでカロリーも必然的に上がります。

ただ近年では、柑橘系の香料を含んだ炭酸水も多く流通しているためトニックウォーターと炭酸水の垣根は曖昧になりつつありますね。

容器タイプ別

では、トニックウォーターの販売形態をみていきましょう。

ビン

昔からあるスタンダードな形状といえば、瓶タイプ。長期保存に適しており、風味も損なわれにくいのが特徴です。

リサイクルできるという点もいいですが、重さがネック。家やお店での使用には適しています。

 ペットボトル

長期保存という点では、瓶タイプには劣るものの、軽量で持ち運びには便利!一度開封後もキャップをすることができるので、外出時など気軽に楽しみたい時にオススメです。

一度開けたら基本は使い切る必要がありますが、瓶やペットボトルと比較してコンパクトなサイズのため「たくさん飲む気はないが、1杯楽しみたい!」という時に便利です。

 トニックウォーターの作り方

ここまでご紹介してきたトニックウォーター、おうちで自作することもできるのです。

(ここでは、キニーネを使用しないトニックウォーターをご紹介します)

○材料

・水 500ml

・砂糖 250ml

・国産レモン 1個

・ライムやカボスなど 1

・ミント 3g

・レモングラス 1

○作り方

  1. レモン、ライムは半分に切り、果汁を絞ります。
    柑橘類は、無農薬のものであれば皮も使用するので、スライスしておく。(農薬の気になる方は、果汁のみ使用しましょう)
  1. 水と砂糖を合わせ、砂糖の塊がなくなったら加熱し弱火で20分ほど煮込む。
  1. 少しとろみが出てきたらミント、レモングラスを加え2分ほど煮込む。
  1. あら熱をとった後、キッチンペーパーや布巾など目の細かいものを使って濾す。
  1. お好みの炭酸水と割って完成。

慣れてきたらハーブや柑橘を変えてみたり量をお好みで調整してみたりするのもオススメです!

トニックウォーターを活用したドリンク<カクテル>

炭酸水に比べ風味が豊かなトニックウォーターを使えばより一層美味しいカクテルが楽しめます!本項ではトニックウォーターを活用したスタンダードなアレンジアイディアをご紹介します。

ジントニック

トニックウォーターを活用したカクテル例_ジントニック

トニックウォーターを使ったカクテルで有名なのがジントニック。炭酸水だけでなく、トニックウォーターを用いることでハーブの効いた爽やかな風味を楽しめます。最後にハーブやライムを添えると、お店のようなカクテルに仕上がります。

モスコミュール

トニックウォーターを活用したカクテル例_モスコミュール

ウォッカ×ジンジャエールで作るモスコミュール。ウォッカにトニックウォーターとクラフトコーラシロップを加えればオリジナル感のあるモスコミュールが楽しめます。

ソルティドッグ

塩とグレープフルーツの絶妙なバランスが特徴のソルティドッグ。モスコミュール同様ウォッカベースのカクテルですが、グレープフルーツの爽やかな酸味と合わさりお酒の強さを感じさせません。トニックウォーターの清涼感がよく合いますカクテルの一つ。ピンクグレープフルーツジュースを使うと、いつもとはまた違った印象に。 

トニックウォーターを活用したドリンク<モクテル>

トニックウォーターとクラフトコーラシロップを用いることで、アルコールがなくてもパンチのきいた風味豊かなドリンクが楽しめます。

今回使用するクラフトコーラシロップは、原材料にジンジャーも入ったHELLO MY BLEND。自分で作るシロップだからスパイスなどもお好みで調整できます! 

ノンアルモヒート

トニックウォーターを活用したノンアルカクテル例_ノンアルモヒート

たっぷりのミントに、ライム、クラフトコーラシロップを加え、最後にトニックウォーターで割れば完成!モヒートシロップを使っていないので、ミントを潰しめで加えると、より一層生のミント感を味わうことができスッキリとした味になります。

ノンアルモスコミュール

トニックウォーターを活用したノンアルカクテル例_のンアルモスコミュール

ライム果汁、クラフトコーラシロップにトニックウォーターを加えるだけ!最後に飾りでミントを添えれば完成!ジンジャーの風味が好きな方は、お好みで擦り下ろしたジンジャーを加えると、辛口なノンアルモスコミュールに!

ノンアルソルティドッグ

トニックウォーターを活用したノンアルカクテル例_ノンアルソルティドッグ

グラスのフチにグレープフルーツジュースを薄く塗り、塩を広げたお皿につけます。そうすることでソルティドッグのスノースタイルが完成。あとは氷を入れ、グレープフルーツジュース、クラフトコーラシロップ、トニックウォーターの順に加えよく混ぜたら出来上がりです。見た目もカクテルっぽいノンアルソルティドッグはパーティなどにももってこい!

まとめ

トニックウォーターを知り上手に活用すれば、カクテルもモクテルもアレンジの幅が広がりますよね。おうちにいる時間が長い時こそ、アレンジドリンクを楽しんでみませんか。

この記事を作成した人

HELLO MY BLENDのスタッフ

HELLO MY BLENDは、「食の手作りキットを通して、お客さまに”つくる”楽しさを伝えるきっかけになりたい!」との想いで活動をしている、スパイスとハーブのブランドです。

おうちで過ごす時間が長くなる状況の中で、少しでも楽しんで充実した時間が過ごせるよう、HELLO MY BLENDがその一助となれたら嬉しいです!

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=

公式HP* https://www.hello-my-blend.com

=*=*=*=*=*=*=*=*=*=*=