スパイスカレーの味付けが物足りないのはなぜ?その理由に迫る!
おうち時間が増えてきてお家で本格的にスパイスカレーを作ってみた、あるいは作ってみたいと思う人も増えてきたのではないでしょうか?
ですが、「ルウを使って作るカレーよりもスパイスカレーの方がうまくいかない」「なんか物足りない」など、なかなか難しいですよね。
そんなあなたの悩みを解決します!ぜひ参考にしてみてください。
スパイスカレーが物足りないと思う理由
スパイスカレーが物足りない、まずいと思う理由は主に3つです。
〇水が多すぎる
野菜からも水分がでるので、水の量が多すぎてしまうと上手にとろみがつかないことがあります。また、ジャガイモなどに含まれているでんぷんは加熱されることでとろみがつくので、煮込みが足りないとサラサラなカレーが出来上がってしまいます。
〇材料が少ない
スパイスは香りをよくする役目であって、味がありません。そのためただスパイスをたくさん加えるだけではおいしいカレーはできません。隠し味を十分に加えていなかったり、野菜を加える、煮込む、をしてなかったりするとコクが出ずに味に深みが無くなってしまいます。
〇塩分が少ない
市販のカレールウで作るカレーがおいしい理由は、ルウの中に塩分が含まれており、塩分の量の調整が済んでいるからです。一方、スパイスカレーのスパイスは用途がカレー1つだけではないので、塩分は調節されていません。したがって、自分で正しく調節しないと味の薄いカレーが出来上がってしまいます。
スパイスカレーを物足りないからお店並みの味にする方法
ここからはあなたの悩みの解決策を徹底解説します!
〇カレーと塩分をバランスよく配合する
カレー作りの最大のポイント は塩分です。この土台がしっかりしていないといくらスパイスを加えても味がぼやけてしまいます。塩は製品によって塩分の量が大きく違っていて、また、人によって好みや感じ方はそれぞれです。そのため、少しずつ加えていって何度も味見をしながら調節してみてください。自分が一番おいしいと感じる塩分量を見つけることも手作りスパイスカレーの醍醐味ですね。
〇ブイヨンやコンソメを利用する
ブイヨンやコンソメを加えることで、塩気と同時に味の深みも出すことができます。手元にない場合は鶏がらスープの素、ウスターソースなどで代用することができます。特にチキンを使ったカレーを作るときは鶏がらスープの素が合います。
〇出汁を利用する
出汁を利用することで深みのある和風なカレーが出来上がります。
・カツオだし
・昆布だし
・いりこだし
時短で作りたい方向け!市販のものでもおいしいカレーができます!
・だしの素
・ほんだし
・創味シャンタン
出汁に塩分が含まれている場合は塩の量を少なめに入れて、最後の味見をするときに調節してみてください。
〇お肉に下味をつける
お肉にしっかり下味をつけることで凝縮感のある味わいに仕上がります。
やり方は様々ですが、
・お肉に塩を振る
・はちみつを塗り込む
・コーラに漬けておく
・ヨーグルトでマリネする
などがあります。
事前にカレーに加える半分ほどの塩をお肉に塩を振っておきます。(残り半分はカレーを煮込む前に加えます。)そうすることで、出来立てでもお肉に塩がしみこんでいる状態です。そのため、味がない、物足りない、まずいと感じることが少なくなります。
はちみつはカレーに甘味を加えるだけでなく、お肉を柔らかくしてくれる食材でもあります。お肉の表面に薄くはちみつを塗ると、はちみつに含まれる糖分が中まで浸透して、お肉が硬くなりにくいです。30分程度置いてから調理してみてください。
コーラには肉の組織を分解させてお肉を柔らかくする効果があります。
また、砂糖やスパイスが使用されているので、お肉を柔らかくさせながらも下味をつけることができる一石二鳥の万能隠し味です。
ヨーグルトも同様、お肉を柔らかくする効果があります。特に鶏肉との相性がよく、お肉をヨーグルトに漬け込み、そのまま一緒に焼くことでよりジューシーな仕上がりになります。
〇適度に味見をする
1回も味見をせずに作ってしまうと、「塩気がなくて味が薄い」、「コクや甘さが足りない」などに気づかず失敗するリスクが大きくなってしまいます。そのため味見は数回欠かさずしましょう。そこで物足りないと感じたら隠し味を加えるなどしてみてください。
〇隠し味を入れる
より本場のカレーに近づけたいあなた!隠し味を入れることで絶品カレーがおうちでも作れます。
隠し味におすすめの食材
・カシューナッツ
・ニンニクやショウガをすりおろしたもの
・コーラ
・牛乳
・ヨーグルト
・バター
などの乳製品
カシューナッツは砕いたものでもいいですし、カシューナッツと水50ccをいれ、ミキサーにかけてペースト状にしたものを加えてもおいしいカレーができます。
にんにくやしょうがのすりおろしは、カレーの味を一段と引き締めてくれて、さらにはコクも追加してくれます。
コーラと聞いて驚く方も多いと思いますが、コーラには、カレーで必要なスパイスや砂糖がすでに調合してあります。その為、少量加えるだけでコーラがダシとなり味に深みが出てきます。
「全部飲み切れずに余ってしまった。」「甘さとコク両方欲しい!」
そんな時はコーラをプラスしてみましょう。
乳製品はまろやかさやコクをプラスしてくれます。よりマイルドなカレーが出来上がりますよ。ただし、ヨーグルトは入れすぎてしまうとただ酸っぱいカレーが出来上がってしまいます。1人前小さじ1程度のものを、スパイスを入れた後に加えてみてください。
出来上がった後に味を変えたい!そんな時はトッピングで味を変えてみましょう。完成後でも追加できる食材を紹介します。
・粉チーズ
・ピザチーズ
・とろけるチーズ
・生クリーム
・牛乳
・ココナッツミルク
・一味唐辛子
・胡椒
粉チーズやピザチーズなどのチーズ類は、コク、さらには塩気も一緒に出すことができます。また、小さいお子さんがいるご家庭では、うってつけのメニューです!
生クリームやココナッツミルクは少し加えるだけで、マイルドで上品なカレーに仕上がります。ただし、かけすぎ注意!
スパイスの風味はあるけれど、辛さが足りないという場合、唐辛子や胡椒を入れてみてください。唐辛子や胡椒は味を引き締めてくれる効果があり、辛いものが好きな方にはおすすめです。
スパイスカレーが物足りない!シーン別解決法
〇塩分が足りない
調理中であればカレーに直接塩を加えてみてください。また、旨味も一緒に欲しいのであれば鶏がらスープやコンソメなど加えるのもおすすめです。完成後に少し塩気をプラスしたい時もありますよね。そんな時は、粉チーズやフライドベーコンなどを加えてみてください。
粉チーズはかけるだけで塩気とコクを引き出せるのでお手軽アイテムです。食感も引き出したいのであればベーコンなどを入れるのもいいでしょう。
〇コクが足りない
油分を加えることでコクをプラスすることができます。
油を適量ひいたり、隠し味としてバターを少量加えてみたりするのもいいでしょう。
また、具材をじっくり加熱、煮ることも大切です。トマトの酸味を飛ばす、玉ねぎをあめ色になるまで炒める、具材の旨味が出るまで煮込むなどしてみてください。
もっとスパイスカレーにコクが欲しいと思ったら、隠し味を入れてみましょう。
・生クリームや牛乳などの乳製品
・ピーナッツバター
・コーラ
・粉チーズ、ピザ用チーズ
コーラは煮ると焦げやすくなるので弱火でじっくり煮てください。そうすることでコーラの香ばしい甘みと一緒にコクがプラスされます。
〇甘味が足りない
スパイスカレーに甘味をプラスしてくれる食材を紹介します。
・砂糖
・バター
・オイスターソース(甘味と一緒に旨味も引き出してくれます。)
これらの食材を入れすぎてしまうと、後味の悪い甘ったるいカレーが出来上がってしまいます。 あくまでも隠し味ですので、入れすぎは厳禁!味見をしながら少しずつ入れてみてください。
<初心者の方にはこちらの記事もおすすめ!>
→スパイスカレー作りの初心者が絶対に用意しておくべきスパイスや材料についてはこちら
スパイスカレー 物足りない のまとめ
皆さんどうでしたか?自分で作ったスパイスカレーが物足りなく感じた方向けに、対処法とさらにおいしくするためのコツを紹介してみました。
スパイスカレーの良さは、自分だけのオリジナルカレーが1から作れるところにあると思います。
ぜひこの記事を参考にして、自分だけのアレンジレシピを作ってみてくださいね。
この記事を作成した人
HELLO MY BLENDのスタッフ
HELLO MY BLENDは、「食の手作りキットを通して、お客さまに”つくる”楽しさを伝えるきっかけになりたい!」との想いで活動をしている、スパイスとハーブのブランドです。
おうちで過ごす時間が長くなる状況の中で、少しでも楽しんで充実した時間が過ごせるよう、HELLO MY BLENDがその一助となれたら嬉しいです!
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